YONG architecture studio
yong.jp
商店街の真ん中に設計事務所とシェアキッチンからなるコミュニティスペースを設計した。
L字型のカウンターが周るキッチンと事務所機能を奥に配置し、路面側には最低限の設えとして床にサインだけを記し、
仮設的に置かれている物だけで空間を作ることで商店街の延長のような空間を作った。
サインによって置かれるものの位置を定義することで空間の質をコントロールしようという試みである。
キッチンスペースは誰もが使える場所として開放され、日替わりカフェや、料理教室として使われる。
また商店街の中という立地や、地域の食材を使えることで、お店をこれから開きたい人に向けたチャレンジショップとしても機能する。
空き店舗が増える商店街の中で、地域の新たな担い手や人のつながりの生まれる環境づくりを設計者自ら行うための実践の場である。
文/YONG architecture studio