僕が生まれた時には既にあった、
三ツ沢ハイタウンという名の大きなコミュニティの1室をリノベーションした。
みなとみらいを望む高台に位置し、夏には横浜の花火大会を楽しむ事が出来る。
隣接している三ツ沢公園には、横浜FCのホームグラウンドである三ツ沢球技場があり、
昔、「Jリーグになる前に日産の試合を観に来たなぁ」と懐かしんでみたり。
今回は、横浜の不動産会社である株式会社アスリートホーム監修により、
ルーヴィスで設計施工のリノベーションをおこなった。
意図としては、世代の入れ替わりを促していきつつも、
世帯構成の変化とともに間取りの変更を可能にする為、
3Kだった間取りを1LDKへ部屋数を減らした。
壁の仕上げは薄塗左官材で仕上げ直すだけに留めて、
購入者が自分で塗装出来る状態までで仕上げた。
再リリースする不動産の場合、
100%の完成品を届けるのも、ひとつの手段として有効だと思うが、
80%程度で留めた上で購入者へ繋ぐことも、
住宅購入層が空間への自由度を求めている現在においては
有効な手段なのではないかと考えている。