メジロスタジオが設計を手掛けた、タワーマンション1室のリノベーション。
設備機器や建具を再利用し、効率よく設計された改修プロジェクト。
その施工を担当しました。
これは2011.3.11直後からスタートしたプロジェクトです。
震災に見舞われながらも、何事も無かったかのように聳え立つタワーマンションの屈強さに感心しました。
また、タワーマンションの改修は、これから10年後、15年後を見据えた時に
確実に増えていく事だと思いますが、
一般的なマンションのリノベーションとは勝手が違う事を認識しました。
まず、防災センターによる管理体制がしっかりしており、
工事中の入退室、毎日の養生作業と養生撤去。作業人数のチェックなど、
一般的なマンションよりも更に安全、防犯、快適面に配慮されています。
設備面においては、 電気、空調、 給排水、防火設備などが集中的に管理されている為、
そのマンション特有のルールを認識した上で進めて行かなければなりません。
今回、初めてタワーマンションのリノベーションをしましたが、
これから携わっていく際の勉強にもなり、タワーマンションの良さも認識出来たので、
これからも、工法などについて模索していきたいと思います。
タワーマンションの魅力は、眺望と管理力、間取りの自由度が高いのと、
比較的天高が確保し易いのも、魅力のひとつです。
と、踏み込んだ内容になっていないのですが、
今後、いくつかのタワーマンションプロジェクトを経験していく事で、
もう少し、タワマンリノベについて話が出来る(はずです)。