2024/11/21 【雑誌】INTERIORS KOREA 2024年11月号

シゴト

WORKS
12

新浦安の部屋

メジロスタジオが設計を手掛けた、タワーマンション1室のリノベーション

設備機器や建具を再利用し、効率よく設計された改修プロジェクト。

その施工を担当しました。

これは2011.3.11直後からスタートしたプロジェクトです。

震災に見舞われながらも、何事も無かったかのように聳え立つタワーマンションの屈強さに感心しました。

また、タワーマンションの改修は、これから10年後、15年後を見据えた時に

確実に増えていく事だと思いますが、

一般的なマンションのリノベーションとは勝手が違う事を認識しました。

まず、防災センターによる管理体制がしっかりしており、

工事中の入退室、毎日の養生作業と養生撤去。作業人数のチェックなど、

一般的なマンションよりも更に安全、防犯、快適面に配慮されています。

設備面においては、 電気、空調、 給排水、防火設備などが集中的に管理されている為、

そのマンション特有のルールを認識した上で進めて行かなければなりません。

今回、初めてタワーマンションのリノベーションをしましたが、

これから携わっていく際の勉強にもなり、タワーマンションの良さも認識出来たので、

これからも、工法などについて模索していきたいと思います。

タワーマンションの魅力は、眺望と管理力、間取りの自由度が高いのと、

比較的天高が確保し易いのも、魅力のひとつです。

と、踏み込んだ内容になっていないのですが、

今後、いくつかのタワーマンションプロジェクトを経験していく事で、

もう少し、タワマンリノベについて話が出来る(はずです)。

(文:ルーヴィス・福井信行)

CREDIT

種別

リノベーション

構造規模

RC造32F建

設計

メジロスタジオ

設計担当

古澤大輔、許 光範

施工

ルーヴィス

施工管理

安食 拓

計画面積

74.54㎡

撮影

関 尚道

所在地

千葉県浦安市入船1

SERVICE