2024/11/21 【雑誌】INTERIORS KOREA 2024年11月号

シゴト

WORKS
275

みっけるみなぶん

関内駅前の歩道活用社会実験のストリートファニチャーを製作しました。
現在、設置は終了しています。

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横浜市の歩道拡幅事業「みなと大通り及び横浜文化体育館周辺道路の再整備」(以下みなぶん) に伴い、歩行者のための道路空間活用を考える取り組み。 みなぶんは、横浜スタジアム・横浜公園や、再開発中の旧市庁舎街区などが集まる「関内エリア」と、新アリーナ施設BUNTAIや大通り公園、関東学院大学新キャンパスなどが集まる「関外エリア」をつなぐ、関内地区の重要な動線である。エリア一体で、まちの価値を向上するための道路空間づくりを目指し、ワークショップや社会実験をおこなった。 「みっけるみなぶん2」については、関内と関外の真ん中に位置する重要な場所でありながら、昼間でも薄暗く、滞留空間もない等の課題が多い、JR関内駅南口改札横の高架下広場を対象とした。 社会実験の企画については、沿道事業者と模型ワークショップでアイディアを集めた。 関内と関外をつなぐポテンシャルを持つ空間に、可変性のある什器を沿道事業者とともに模型を使ったワークショップを実施し、議論した内容から多様な使い方のできる、可変性のある什器を設計した。センシングカメラも設置し、滞留人数の傾向も把握する調査も同時に実施。 沿道事業者とのコラボ企画の実施や日々の維持管理を行っていく中で、薄暗くて近寄りがたいと言われていた駅前広場だが、待ち合わせをしたり、ハマスタでの試合の合間に溜まる場所になるなど、日常的に市民が溜まれる場となっていった。什器の設置は終了したが、また別の形でこれからも道路活用の取り組みは続く。

【文:オンデザインパートナーズ

CREDIT

種別

什器

設計

オンデザインパートナーズ

施工

ルーヴィス

施工管理

村上奈津季

撮影

土屋光司

所在地

神奈川県横浜市中区港町1丁目

什器製作

AS CRAFT