↓以下、studio nikoによるテキスト。
大崎駅から徒歩10分ほど、築23年の鉄骨3階建て店舗併用住宅を宿泊施設に改修するプロジェクト。
インバウンドを見越し、和の要素を求められたため、「縁側」という言葉から新しい和の表現を考えた。既存のプログラムとして残った一階の居酒屋は、暖簾などの要素を取り入れながら、施設の食堂のように扱っている。
予算の関係から床はタイルカーペットを剥がしたコンクリート表し仕上げとし、木のデッキとの組み合わせで空間を床で分割しながら、上下足両方の過ごし方ができるようにした。
ギャラリースペースには、地域の情報と共に、この改修のコンセプトやディテール、使用されている照明器具や家具の情報を展示し、このプロジェクト通して日本の文化に触れる事ができるようにしている。
studio niko